Neural DSPのアンププラグインがとてつもなく優秀でいくつも購入するほど気に入っています。
でもずっと困っていたことがありました。
レイテンシー(音の遅延)が酷すぎて使えない
このことはPCのトップ画面からアイコンをダブルクリックで立ち上げてスタンドアローンとして使う時に強く感じたことでした。
DAWでプラグインとして使う場合は問題無し。
だからNeural DSPのアンププラグインを使う時は毎回DAW(Cubase)を立ち上げて使っていて正直面倒でした。
同じような思いをしている人はいないでしょうか?
これは1分ほどで解決できます!
デジタル機材が得意な人は「そんなの当たり前」というレベルかもしれないですが、僕はデジタルちょっと苦手でずっと分からなかったんです。でもこの方法でレイテンシー解決したのでいつもすぐに良い音で弾くことが出来て大満足!
この記事では「Neural DSPをスタンドアローンで使うとレイテンシーが酷くて使えない時の解決方法」を紹介します。
「レイテンシー(音の遅延)が酷すぎて使えないんだよね~」と思っている人の役にたてば嬉しいです。
・Neural DSPのレイテンシー(音の遅延)が酷くて悩んでいる
・スタンドアローンでの設定方法が分からない
・デジタル機材が苦手な
Neural DSPのレイテンシーが発生してしまう原因【スタンドアローンでギターの音が遅れる問題を解決】
音楽のデジタル機器においてレイテンシーが発生する場合は「バッファーサイズの設定」が原因となっていることがとても多いです。
今回もバッファーサイズが問題なのでまずは確認をしていきます。
今回は大好きなプラグインのArchetype: Tim Hensonを使用して説明していきます。
アイコンをダブルクリックをして立ち上げます(スタンドアローンで使う)
左下にある⚙設定マークをクリックします。
⚙設定マークをクリックするとAudio Settingの画面が開きます。
下の方にAudio Buffer Size(オーディオバッファーサイズ)という項目があります。ここが超重要。
開くとバッファーサイズを選択することができます。
samplesという値が小さいほうがレイテンシー(音の遅延)は少なくなります。
でもこの画面の表示されている132samples(3.0ms)を選択しても音が遅すぎて使い物になりません。
多分、Neural DSPのレイテンシーが酷いと思う人は同じような状況じゃないかなと思います。
Audio Buffer Size(オーディオバッファーサイズ)を正しく設定すればレイテンシーは限りなく少なくなります。
ここから設定方法を書いていきます!
Neural DSPのレイテンシーが発生する場合はAudio device typeを「ASIO」に変更する【スタンドアローンでギターの音が遅れる問題を解決】
Audio Buffer Size(オーディオバッファーサイズ)を正しく設定しなくてはいけないのに一番小さいのを選択してもレイテンシーは直らない・・・どうすればいいの?
この問題はまず一番最初にやらなくてはならないことがあります。
それはAudio device typeの変更です。
Audio Settingの一番上にあります。
Audio device typeが「Windows Audio」になっていたら原因はそこにあります。
(多分最初はWindows Audioになっていると思います)
Audio device typeを開くといくつか出てくるので「ASIO」を選択します。
Neural DSPのレイテンシーを減らすためにインプット・アウトプットチャンネルを設定する【スタンドアローンでギターの音が遅れる問題を解決】
Audio device typeを「ASIO」に変更するとAudio Output Channels、Audio Input Channelsの項目が少し変化します。
僕のシステムではInputはAnalog3+4にギターを設定しているので変更しています。
この設定もやらないと正しく音が出ないので設定し忘れをしないように気を付けてくださいね。
Neural DSPのレイテンシーを直すためにバッファーサイズの設定を変更する【スタンドアローンでギターの音が遅れる問題を解決】
次の設定で終わります。
Audio Buffer Size(オーディオバッファーサイズ)を正しい値に設定します。
Audio device typeを「ASIO」に変更するとAudio Buffer Size付近の表示が変わっていますね。
今回は256samples(5.8ms)というのが表示されているのでより数値の低いのに変更・・・
あれ!?選択できない!?
その場合は下段にある「Control Panel」をクリックします。
するとI/Fの設定画面が開きます。
僕はRME アールエムイー/Fireface UCを使用しているのでFireface USB Settingが開きました。
Neural DSPのセッティング画面で256samples(5.8ms)と表示されていたのはオーディオインターフェイスで設定した数値が256samplesだったからでした。数値は連携されています。
ということで、一番上にあるBuffer Sizeを可能な限り低い値にします。
48Samplesに設定しました。
Neural DSPをBuffer Sizeを見てみると・・・
何も表示されていません!
他に変更しようとしても何も表示されませんでした。
その場合は一度Neural DSPプラグインの画面を消して落としてから再起動をします。
再起動をすると・・・
48samples(1.1ms)と変更されていました。
これでレイテンシーをほぼ感じなくなりました。
確実に最初の132samples(3.0ms)と比べると遥かに良くなっていてNeural DSPのポテンシャルの良さを実感できます。
DAWを立ち上げて使っていた時と同じ音の速さです。
Neural DSPプラグインのレイテンシーが酷くて使えない時の解決方法。スタンドアローンでギターの音が遅れる時に気を付ける事・設定。
「Neural DSPをスタンドアローンで使うとレイテンシーが酷くて使えない時の解決方法」を紹介しました
まとめると下記の二つの設定すれば解決することができます。
・Audio device typeを「ASIO」に変更する
・Audio Buffer Sizeをできるだけ低い値にする(使用I/Fの設定も変更)
この二つをやるだけで問題解決でした。
全てがこの方法で解決できるかは分かりませんが、もしレイテンシー(音の遅延)が酷すぎると悩んでいる方は試してみてください。
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